小さい子どもの育児をする看護師が苦労することの1つに、子どもの保育園との兼ね合いがあります。
病院の中に託児所があり、看護師が働きやすい職場環境を整えている医療機関もありますが、中・小規模の病院やクリニックとなると、自治体もしくは民間が運営する保育園を利用することになります。
しかし、保育園に子どもを預ける場合、急に子どもが体調を崩した場合、急いで迎えに行かなくてはならないことも出てきます。
また、感染症で、何日間か保育園に通えない日があることも考えられます。
職場に理解がある場合は、これらの緊急時にも柔軟に対応できますが、中には言いだしづらい職場環境もあるでしょう。
また、医療機関の場合、週末が必ず休日になるわけではなく、保育園が休みの日曜日や祝日に、働かなくてはならないこともあります。
そんなとき、看護師がとる対策として一般的なものは、同居する家族や、近くに住んでいる両親に子どもの面倒を見てもらうという方法です。
ただし、いざという時に頼れる家族や親族が近くにいない場合や、家族が土曜日や日曜日に仕事をしている場合は、最終的に看護師自身が子どもの対応をすることになってしまいます。
そのため、家族や親族に頼りづらい場合は、常勤ではなく、平日の日中のみのパートや非常勤の仕事に変えるというように、看護師自身が働き方の見直しをすることがポイントになります。
パートや非常勤は正社員に比べると収入は減りますが、子どもに手のかかる間だけ働き方を変える看護師は、かなり多いようです。