看護師の仕事は、時間も不規則で体力を要します。
しかし、独身時代にはそんな勤務体制がそれほど気にならなかった人でも、出産して子どもを持つとそうはいかなくなるでしょう。
出産後に看護師として復職を考える場合には、育児と仕事の両立に不安を抱く人も多いと思います。

そこで、育児休暇明けの復職を探す場合には、育児支援が充実している医療機関や、一緒に働くスタッフや上司が育児に理解がある環境であるかが大きなポイントになります。
育児支援が充実している病院では、短時間勤務制度を採用しているところも少なくありません。
この制度は、3歳未満の子供の育児をしている方が対象になり、常勤よりも短い時間で働けるので、子どもの養育のために時間を確保できるだけでなく、6時間の勤務であっても常勤扱いになるのが最大のメリットです。

また、病院によっては、病院内もしくは病院のすぐ近くに保育所や託児所を完備しているところもあります。
24時間365日体制で保育を行なっている場合には、夜勤のあるシフトでも安心して利用できます。
しかも、院内の保育施設であれば、万が一子どもが体調不良になった場合でも、すぐに様子を見にいくことができ、迅速に対処できます。

しかし、時短勤務や託児所を完備した医療機関の仕事が見つけられないときには、入院施設のないクリニックがおすすめです。
クリニックは、日勤で働ける上に、日曜は休日となっているところが多いので、夜勤のある医療機関よりは育児と仕事の両立がしやすいはずです。